R.H.の手記

指揮者のN氏と会食。小誌次回特集「知られざる名オーボエ奏者」 について、意見を聞く。 氏の封建的なオーケストラ観には不満があるが、「弦楽器は女体であり、管楽器は男根である」とするその楽器哲学はなかなか興味深い。さすれば、オーケストラとは、弦と管との偉大なるセックスであると言えるだろう。その営みの末に生み出される、神聖なるベイビイ・・・・・。クラシック音楽は、生命の摂理を描き出す「聖」行為なのか。去り際、N氏にとあるパーテ ィーに招待される。私がN氏に接近したのはまさにそのパーティーのためであり、もちろん参加させていただくことにする。今まで媚びへつらい続けてきた甲斐があったというものだ。薬局でビオフェルミンを100瓶購入。