2004-01-01から1年間の記事一覧

スリランカ

ちょうど知人がスリランカにいて、連絡もとれず心配していたのだけれど、たったいま無事との情報を入手。まだどういう状況かよくわからないけれど、とりあえず胸をなで下ろす。 服部フェスティバルの仕込みのため中尾さんのお宅へ。一階にあるビデオ屋がいろ…

マイ・ボディーガード

『マイ・ボディーガード』。デンゼル・ワシントンを残虐かつ執拗な復讐に駆り立てる原理がいまいち見えないのはなぜだろう。かつての殺人マシーン。絶望の淵から救ってくれた少女。条件はそろっているんだが・・。あと、せっかくの感動的なシーンも拷問シー…

ベルリン〜ウィーン

泥が人間を襲う。そんなことが本当におこったのだろうか。 15〜19 ジャン、グザヴィエ、ニコスとフィロポポスの丘で録音。ベルリンに移動。別途ヨーロッパツアー中だった古池君と、アクセルと三人で飲んでいて、気が付いたら朝の5時くらいになっていた。し…

アテネの日々

12/7 ロードリのお宅でライブ。アネッタ・クレプスのおうちコンサートが元になっているそうでドイツ語でhauze konzertと題されている。第一回はショーン・ミーハンだったそうだ。323周辺の愉快な面々に加え、フィル・ミントン、ジョン・ブッチャー、スティー…

ザ・ティングラー/背筋に潜む恐怖

12/5 気温が低いせいかあんまり疲れがとれずグッタリしてた。夜はChisenhale Dance Spaceへマット、アンハラッド、ベン・ドルウのトリオにダンサーが5人はいったライブを見に行った。1時間強、地味でいい演奏だったような気もするが、私はどうもビジュアル…

ウィーンにて

12/2 昼、クエルでヴェアナー・ダッフェルデッカーと待ち合わせ。極一部のひとにしか意味をなさない情報だが、クエルの名物親父、惜しまれつつも10月に引退されました。でももっと若い人が引き継いで、元の雰囲気そのままにかわらず営業してます。あいかわら…

クイズ

夕方からディエターとビリーの家で夕食。ブーカード、クラウス、シルヴィアほか数名。シルヴィアは明日、日本の「ミリオネア」と同じ趣向のクイズ番組に出演する。最後まで勝ち残ると100万ユーロだかその10倍のお金をもらえるそうで、いまウィーンはこの話題…

到着

ウィーンに到着。いまブーカードのアトリエです。出発まで目まぐるしかったのでようやく一息つきました。内橋さんとのバンドで来日中だったクォータートーン・トランペットのフランツ・ハウツィンガーとサンプラーのヘルゲ・ヒンテレガーがたまたまなんだけ…

紙幣

新5000円札の樋口一葉が『顔のない眼』に見えてならないです。 http://bookweb.kinokuniya.co.jp/vlimgdata/4949478080885.jpg

アクマイザー3

ビデオで「アクマイザー3」。75〜76年にかけて放送された東映ヒーローもの。夜空に突如あらわれた幽霊船から金色の腕がでてきて人々を連れ去り、後には白い砂が残されているという第一話の冒頭からまず度肝を抜かれたが(ちなみになぜ砂が残るのかという疑問…

人道

高橋/小中対談について思い返す。心底惹きつけられてしまう映像は、戦争にせよ殺人にせよ自分の人生においてなんらかの決定的な出来事を経験している人のものであるという(やっぱりポランスキーがスキ、フリッツ・ラングは最初の奥さんを殺しているらしい等…

洗濯バサミ

高橋洋/小中千昭オールナイトイベントからいま戻りました。この二人で面白くないわけはなく、さらに急遽参加の清水崇監督も交えハリウッドといかに戦ったかという話が聞けたり、小中さんが10年前に編集されたという心霊ビデオ上映があったりとかなり充実した…

dp4.5

数日前に申し込んだdp4.5のアップデータがもう届いた。前バージョン、Mboxとの相性がわるいのかクラッシュ頻発しててヒヤヒヤ使ってたんだけど今度はさすがに安定してる印象。多重録音などして遊んでしまった。締め切りをとっくにすぎている原稿を抱えてるん…

バイト後かけこんだので半分くらい終わってしまっていたが、久々に赴くマンダラ2にて船戸/関島/中尾ユニット。着いたらちょうど大原さんの曲がはじまった。低音部が二人いるのでどんなアレンジだろうとおもっていたけれど、関島さんのチューバ、メロディー吹…

プレスにだした

『死霊のコンピューター』の局地的な興奮冷めやらぬまま新譜をプレスに出す。8月にやったニコス・ヴェリオティス、杉本拓、木下和重と私によるカルテットのライブ音源。名演です。次のツアーになんとか間に合うかな。ジャケットのカットを描いてもらうため中…

ここ一週間

11/7 横浜STスポットにて江口君の出演している『労苦の終わり』をみる。演劇のことはよくわからないが相当野心的な試みではないだろうか。脚本がどういう状態でかかれているのかみてみたい。畠山さん、服部夫妻、泉君と東白楽の名店「浪漫亭」へ。ここのレバ…

なぞなぞ

虫博士の日記で画像削除依頼について読んだ。「公序良俗」というからにはなにか「公」なものが想定されている。実際、なんらかのアウトプットを中止させる要請があるのだからそこに力が働いていることは確かなのだが、問題はこの「公」が誰にも共有されてお…

雑感1〜5

日記は一日欠かすとしばらく抜けてしまうな。しかもそういう時に限って日々は濃密だったりするのだ。覚えていることを並べます。 11/1 ビデオで『太陽の王子ホルス』。楽しげなミュージカルシーンとは裏腹に「悪魔の血」といったあまりファミリーうけしない…

おしらせ

明日と明後日はキッドアイラックでこんなライブがあります。 いままで韓国の即興音楽についてはほとんど知らなかったので楽しみであります。 以下japanimprovよりコピー - 11月 2日(火)、3日(水) 東京、明大前「キッド・アイラック・アート・ホール」大…

血と鬼の爪

息巻いていたものの目が覚めたら1:30。マブゼ博士がはじまった時間である。あわてて髭をそったら切ってしまって、血をポタポタ垂らしつつアテネにむかう。『インフェルノ 蹂躙』には間に合った。何度みても、みなければよかったと後悔する。人のかたちをした…

稲毛

昨晩大量の古酒のためすぐに就寝したため、ロードリも私も朝6時ごろ頃目が覚めてしまった。レコードを聴いたり空を眺めたりしてぼんやりすごし、お昼はうちから一駅のところにあるやたらとおいしいうどん屋へ。ちょっと風邪ぎみだったので薬屋さんに入る。店…

来襲

朝8時に成田。なかなか出てこなくてちょっと心配したがロードリ無事到着。プレゼントとして日野日出志先生『赤い蛇』英語版をもらった。バスで新宿。名店『渡邊』。昼から蕎麦焼酎蕎麦湯割ですっかりいいかんじに。来月12,13日はサービスデイで蕎麦10円との…

戦争映画

角川映画が戦国自衛隊をリメイクしているようだ。このご時世、いったいどんな映画になるんだろう。雑兵エキストラも募集中だ。http://kadokawa-pictures.com/sengoku/ そしていま、むしろ三池監督の『妖怪大戦争』がたのしみだと書こうとおもって調べたらこ…

今井さん/サトエリ

金曜はオフサイトで今井和雄さんのソロ。前後のつぶやきは相変わらずだがライブはすごくよかった。やっぱりガットギターの時が好きだなぁ。あまり知られていないが今井さんは現代ギター曲の類い希なるインタープリターである。いつかそういうライブも企画し…

ソドムと焼き肉

ユーロスペースで『ソドムの市』。残念ながらあまり面白くは観れなかった。だが、なんだつまらない映画と放り出す気にはなれなかった。高橋洋さんは「映画の魔」を人工的に呼び出すことは無理だ、だからこそやるのだと著書に書かれている。観る者を、この世…

ドネルプラッツ

タケシフミモトことdieb13ことディエター君が運営しているhttp://www.klingt.org/はライブ情報やmp3がいろいろ載ってて楽しいのだが、3月に録音したクラウス・フィリップと私のデュオをアップロードしてみました。jokeboxってところにあります。こないだニ…

ロードリちゃんの

ロードリちゃんのライブが決まりました。 11月10日(水) ロードリ・デイヴィス(ハープ) 大蔵雅彦(アルトサックス、チューブ) 宇波拓(コンピューター) 代々木オフサイト 開場19:30 開演20:00 1500円+ドリンク です。よろしくお願いいたします。 ロー…

ペンチで背骨切断

明け方、DVDにてトビー・フーパー最新作『ツールボックス・マーダー』を観る。鳥肌がたつ。壁の向こうに存在する永遠の闇。その深さはしかし人の手によるものだ。克服しようのない圧倒的な狂気の産物。怪人は生と死の狭間から生まれた。「黒魔術」という設定…

虚構と魔

11月、ジョン・ブッチャーとのツアーでロードリちゃんが来日する。私のほうでもロードリ単体のライブを企画するつもりがどの会場も不可。どうしたものか。10年ぶりくらいで『虚構船団』読了。壮大なる叙事詩的歴史に立ち会いつつ作家のグチにトコトン付き合…

移動日

朝7時、マッティンとかたく握手を交わし出発。ヴァレンシアからバルセロナまで電車で3時間。空港まで地下鉄。チェックイン後、フェランに電話。なんとなく疎遠になっていたが話せてよかった。ロンドンのルートン空港までフライト。それから電車でヒースロ…