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トビー・フーパー『ファン・ハウス 惨劇の館』を観る。噂に違わぬ傑作でした。カート、串刺し、歯車など、発動する「死の機械」が目の当たりに。「恐怖の映画史」はホラー映画に関心のある方は必読かと思われます。生と死の間の曖昧な領域が、圧倒的な事実として突きつけられる、それこそが恐怖の本質だということ、か。「死の機械」や串刺しにおいては緩やかに、かつ確実に進行し、ゾンビにおいては逆行してみせたりするわけだし、『回路』の壁のシミなんかはまさにその領域のまま定着してしまったものだろう。か。これは服部が言っていたことだが、武満徹の顔は、生きながらにして山藤章二の似顔絵だった。さて、ツタヤに行くと、いつも貸し出し中だった瀬々敬久監督のVシネマ『超極道』がついに見つける。主演はもちろん哀川翔。しかも、盟友・古澤健が脚本家として参加しているのだ。幽霊モノのセオリーを密かにくつがえす、妙な映画でした。古澤さん、今年はいろいろ予定が入っているようなので、期待大です。この人は、音楽は勢いでやってるけど、映画に関しては、多分中学生くらいから、自分は映画をやると決めてて、もちろん何度も挫折は味わっただろうけど、その決意は一度も曲げなかった。僕はそのことにとても勇気づけられるし、友人として、誇らしくすら思います。それから、なかばやけくそで入札してたら、ヤフオクで念願のバンジョーを落札してしまった。状態のよくわからない楽器をネットで買うのはもちろん不安だが、破格値とは言えないものの、結構安い。新しい楽器に触るときは、ほんとにわくわくする。早速、ギターの1〜5弦をバンジョーのチューニングにして、練習。到着が待ち遠しい。ライブの情報を更新しました。