九死に一生を得る

バイトのお給料日でしたので、電話はふたたび使えるようになった。こういう時レコード屋さんなどにいかないようにする。それくらいは大人なの。でも明日、ユニオンの六階セールらしいんですよね・・・。


着信アリ』をみてきた。ここから先、内容に触れるのでこれからご覧になる予定の方は読まないでください。自分の携帯番号から数日後の日付で着信があって、留守電を聞くと断末魔の声がはいっていたりする。で、その日時になると実際その通りのシチュエーションで陰惨な死に方をする、というのがこの呪いの骨子。期日指定型。次々に人が死んでいくうち、今度は主人公、柴咲コウの携帯にも自分からの着信がある、と。で、その時間まで呪いの由来を調べ、解除しようと試みる、という完全にリングパターンなんだけど、なんとか呪いが発動する時間にギリギリ間に合って、助かるの、一旦。で、これまたリングと一緒で、じつは呪い解除は大失敗してて、柴咲コウの身に恐怖が・・・というところでですよ、呪いの時間は既に過ぎているという事実をどう処理するのかと思ったら、柴咲コウの部屋の時計が逆回りにクルクル回り出すの。で、はれて時間になりました、ということらしいんだけど・・・、それはアリなんだろうか? ジョジョみたいに世界が異変につつまれたりもしないで、柴咲コウ以外はちゃんと時間軸流れてるの。それではブラックホールがうまれてしまうのではないか? 呪いはかけられたが最後、泣こうがわめこうがメカニカルに進んでいくから恐ろしいのであって、呪う側の都合で勝手に局所的に時間を戻したりするのは、どうなんでしょう、僕はちょっと疑問に感じました。あ、でも、映画は結構おもしろかった気がする。吹石一恵がテレビの心霊番組にひっぱりだされてるところとかね・・・。呪いの時間にあわせて生放送。ご親切にカウントダウン時計がおいてあったりして。霊能者がいて除霊するんだけど、もちろん無駄でした。お亡くなりになるシーンはそれはもう三池監督ですから、大変なことになっていますヨ。邪願霊の最後で腕がへんな角度にまがってるのがあったけど、あれのハードコア版。諸々感想を江崎さんに電話ではなしたら、「幽霊もいろいろ考えたんやろうなぁ」と言われた。


明日はMattinがきます。