地底

地底を知るにはまず古典から、ということで、ジュール・ヴェルヌの『地底旅行』を読み始めた。いまのところ、ヘンクツな地質学者がみつけた16世紀の錬金術師による暗号文を、その甥っ子がウッカリ解読してしまったため地球の中心にいくハメに・・・というまだ最初の最初のところ。これからどんな冒険が繰り広げられるのかなぁ?地底人はいるのかなぁ?ワクワクする。


江崎さんにたずねてみたところ、おれはどちらかというと海底人派やなぁ、とぼやきつつも、地底人は全身が茶色で、それからこれは新情報だが、両手がドリルではなく尻尾がドリルになっていると教えてくれた。さらに、きわめて厳格な封建制に基づいて社会が成り立っており、被支配者階級はその生涯の大半を穴を掘り続けることに費やすそうだ。主な食べ物は養殖のモグラ。それから地底太陽を利用した畑作も行われているとのこと。意外なことに先祖はイルカなんですって。地面にめり込んだイルカがそのまま環境に順応し、尾がドリル化して二足歩行になったのが地底人なのだそうだ。うーん未知の世界。でも江崎さんはやっぱり、目も見えず穴を掘り続ける地底人よりも気ままに生殖器を伸ばす海底人がスキだそうだ。