病床
また間が空いてしまった。あれからレコーディングがあって、キッドアイラックでライブをやって大阪、京都へ行き、それから韓国にも行って、帰ってきてちょっと仕事をしたら、突然体調がわるくなった。悪寒がとまらず。考えてみればアクセルの来日から三週間弱、一日も欠かさず飲み続けていたのである。どうかしないほうがおかしい。韓国はすごいところでした。いや、やっていたことといえばライブ以外は食べて飲んでいただけなのだが、はじめて「食べ物に喰い殺される」という恐怖をかんじた。企画してくれた佐藤さんは音楽家、オーガナイザーであると同時にグルメライターでもあり、当然ここぞというお店に連れて行ってくれるのである。抗う術なし。大阪ではアクセルの希望により二日連続ライブ前にお好み焼き。終わった後は江崎さんのご実家であたたかいおもてなしをうけました。以前、杉本さんととしまるさんとお世話になったときにはフナズシをいただいたのだった。あれは旨かったです。大阪、アクセルがどうしても見たいといってきかないので、江崎さんと三人で海遊館に行きました。ショーン・ミーハンがジンベイザメがスゴい、絶対行った方がイイとアクセルに吹き込んだらしい。私は人混みにばててしまって、もの凄い集中力で水槽を凝視するアクセル、江崎の後ろ姿を眺めるのにほぼ終始。アクセルとのライブはどこもお客さんが大勢来てくださった。ありがとうございました。さて、www.web-cri.comにおいて、マッティン、ジャン=リュックと並んで野々村さん2004年ベストに挙げられていた、こうの史代『夕凪の街 桜の国』は、その薄さにもかかわらず読むのにたいへん時間がかかり、また何度も何度も読み返した。私の漫画人生のなかでも最も心に残った作品のひとつとなりました。話は前後しますが風邪はなかなか治らなくて、先週の後半ほとんどなにもできず。おかげでいまとっくに過ぎた締め切りの数々に追い立てられている次第です。