妖精さん
森の妖精…といってもアン・ブリッグス再発のはなしではなく、フィンランドが誇る森メタルバンド、コルピクラーニ初来日公演、クアトロに行ってきました。ライブはどんなだろうとおもっていたら、邪悪度ゼロ、ワルツとポルカにのせて野太いボーカルが楽しげなメロディーを歌い上げる、ひたすら楽しいトラッドロック。トナカイの角がセットされたマイクスタンドが運ばれてくるだけで会場のボルテージは最高潮に。弁髪のフィドル奏者ヒッテヴァイネンはやはり人気があり、出てくるだけで大歓声。一応メタルのライブなのに、客席には輪になって踊る若者たちの姿が…、わけがわかりません。角田さんと一緒に「ビア!ビア!」を合唱しつつ、堪能させていただきました。ぜひまた来ていただきたいです。
あまりにも有名な映像ですが一応リンクを。
http://www.youtube.com/watch?v=OIc4VHxU7iM
太鼓奏者アリさんはもう脱退されているんですが、服部君はこのプレイどう思われますか?
火曜は『一万年、後....。』で佐々木敦さんとトーク。この映画にかかわれてよかったなぁ、と思える内容でした。トーク前、再度スクリーンで観ましたが、やはりすごい。話にも上ったけれど、この上なくストレンジな構造ながら伝わってくるのは、死とは、世界とは、という直球な問いかけで、観るたびにズシンとくる。正直なはなし、初日以降、動員数にかなりきびしいものがありまして、ライブ前の今日はだれか来ていただけるだろうかという緊張感が毎日続いているという状態です。どんな映画もそうですが、仮にいつかDVDがでたりしたとしても、映画館で観ていただかないと意味がないところも多々あるので…、上映あと一週間ちょっと、ぜひご来場いただきたいです。
ちなみに15日(土)のオールナイトは、
『性の放浪』若松孝二監督 出口出(沖島勲)脚本
『性犯罪』 若松孝二監督 出口出(沖島勲)脚本
『紅蓮華』 渡辺護監督 沖島勲脚本
の沖島脚本作特集。なんでも、もうネガが存在せず、このフィルムがこの世に残った最後のひとつという作品もあって、次いつ上映できるかさっぱりわからないとのこと。これを見逃す手はないかと…思います。
そのサントラも含むヒバリ新譜三枚がFtarriCDショップに入荷。
http://www.ftarri.com/cdshop/index.html
角田さんのやつの試聴用トラック(2)すごいです…
今回の3枚は意図せずしてですが、低周波特集になってます。