レスラー

アネッタさん無事帰国されました。音楽以外にもさまざまなとんでもない経験をさせていただきました。ハンブルクより、数度にわたってデュオの録音をしました。来年erstwhileよりリリースされる予定です。同レーベルのほかの作品とはだいぶ毛色の違うものになるのではなるのではないでしょうか。今回、私はスピーカーやモーターの類いは一切使いませんでした。最近自分のやっていることを録音物にするのはすごい難しいなーと思っておりましたが、なんとか面白いポイントを見つけられたとおもいます。これから編集作業が待っておりますが、完成が楽しみ。

で、気持ちを切り替える間もなく虫博士。バンドのノリはなんだか体で覚えているもののようで、5年間のブランクはあまり感じず楽しく演奏できました。

虫博士と二人だけだったのであまり意味の無かったサウンドチェックと本番の間にずいぶん時間があいていたので、シネマライズで『レスラー』を。これは感動的な映画でした。感動する、ということは、泣けるとか、共感できる、といったこととは違うことのように思われます。レスラーの人生は私にとって、まぁ当然ながら人ごとなんですが、それでも、それなのに、その無様さと光り輝く瞬間をひっくるめて、しっかりと立ち会ってしまった。映画の場合、ここでいう人生とはフィルムに映っている人間自体にほかならないわけで、そういう意味で、ミッキー・ロークはすばらしかった。顔と体に、生きた時間がちゃんと刻まれていました。主人公だけでなく、レスラー諸氏、ストリッパー、みなさんそれぞれの人生を生きている感じがして、やはりこういう映画は好きだなぁ、とおもいました。虫博士の直前にみれてよかったっす。

その前日には『トランスフォーマー/リベンジ』。巨大ロボット同士が闘うので面白くないわけはないが、リングが都市ではない分、前作にくらべるとどうも盛り上がりにかけた。

最近ライブが立て続けでしたが、今週はひとつだけ。粉川哲夫さんの授業にお招きいただきまして、室内楽コンサートの面々で演奏いたします。平日の午後なのでキビシイとは思われますが、東経大生の方でなくても入場できるようです。

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6月26日 東経大『身体表現ワークショップ』

東京、国分寺東京経済大学6号館地下スタジオ」
時間:2:40〜5:50pm
『身体表現ワークショップ』
宇波拓 with 杉本拓 & 大蔵雅彦
http://anarchy.translocal.jp/shintai/
東経大生のためのイヴェントですが、満員にならないかぎりは一般の方も入場できます。

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あと、来週は数年に一度ほど訪れるDJの機会をいただきました。
以下、生西さんよりのメールをそのまま転載いたします。

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急遽、下記、DJイベント開催決まりました!
AZMYさんが海外に行かれてて不参加との事で、
「盤極道」という名前は封印して、番外編という事で。
強力ゲスト、フリンジカルチャー評論家の御大Takeo Udagawa先生、
異才の音楽家宇波拓さん。
レギュラーDJで角田俊也さんと私、生西の4名です。
しかも今回は入場無料です。
どしどし遊びに来て下さいな。

いつも急遽決まる代打的イベントにてフライヤーなど無しなんで、
情報転載歓迎します。

7月2日(木)
Dj Lounge 盤外地@スーパー・デラックス 
DJ:角田俊也、Takeo Udagawa、宇波拓、生西康典 
19:00o/s, Free Entry

タイムテーブル(予定 ※変更の可能性あります)
19:00〜20:00 生西康典
20:00〜21:00 Takeo Udagawa
21:00〜22:00 宇波拓
22:00〜23:00 角田俊也
23:00〜????? 生西康典

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入場無料ですのでお気軽に遊びにきてください。角田さんの秘境DJは必見です!