Ett / 佳村萠/秋山徹次/宇波拓 4/21 ミュージックオルグ

先日HOSEで名古屋にうかがったときは、Ett渓さんの別人格…いや、むしろこちらが本体なのか…アヲヤギツトミの印象があまりに強すぎて、記憶の空き容量がぜんぜん足りてませんでしたが、Ettは本当にすばらしいグループ。ギターの渓さん、前にも書きましたれど、私10代の頃から大ファンでして、青春のギターヒーローとも言うべき存在なのですが、私が申し上げるのもほんとおこがましいんですけれど、当時から格段に深化されて、クラシックギターの名匠のような深みのあるタッチと、関西アンダーグラウンドシーンで活躍されていた方にどこか共通する茶目っ気が同居する、ほんとにため息がでるようなギタリストです。西本さゆりさんは、自らの人間力だけでも人々を惹き付けてやまぬオーラを放ってるんですが、そこに甘んじていないといいますか、個人を超えた歌の力を信じさせる、といいますか、たぶん本人がおもっている以上に希有な歌い手だとおもいます。

私も佳村さんとキャプテンとのトリオで。HOSE、totas causas de malignitatとこのグループがあって、ようやく自分の音楽観が成立する気がする。それぞれホラーコメディ的軽音楽、反人類-ニヒリストブラックメタル、ときて、これはなんだろうなぁ。佳村さんもキャプテンも、ファンタジーの登場人物のようでありながらリアリズムに根ざしている、ような、不思議なキャラクターの持ち主なので、たぶん種類でいうとフォークなんだとおもいますが、ほかに参照するものがあまり思い浮かばない音楽になっています。映画でいうと…「ダーククリスタル」と「怒る西行」の間…?。なにいってるかよくわかりませんが、今回はいままでとだいぶ趣きの異なる新曲ができました。これ、キャプテンのパートが全編マラカスなんだけど…、今日のリハでも記憶から剥がれ落ちようのないパフォーマンスをみせてくれました。ほか、前からとりあげたかった、いまブエノスアイレスにいる友人の曲も、できそう。

そんなわけで、企画者自ら非常に楽しみにしている以下のライブ、ぜひぜひ観に来てください!
ご予約、下記ミュージックオルグへのリンクでも、hibarimusic [at] nifty.comでも、受け付けております。

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Ett (西本さゆり vo. 渓 gt.)
http://www.couplabel.com/ett/

佳村萠/秋山徹次/宇波拓 トリオ

2011年4月21日(木)
open 19:00 start 19:30
adv:1500円 door:1800円(ドリンク別)
南池袋ミュージック・オルグ

http://minamiikebukuromusic.org/schedule/2001/04/21-2/

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かえる目、宮崎さんにはいっていただいて、演奏も話も面白かった。まだまだ明かしていない録音秘話、ありますよ。

tcdm、さりとて、いい対バンだったとおもうなぁ。共演曲は短いながら会心の出来。テキストはトーマス・リゴッティさんの著作からいただきました。

加藤君とのデュオは、ひとりで駒込散策をしました。

最近みた映画は
ファンタスティックMR FOX
狐がでてくるというので。かわいい映画だった!

ブロンド少女は過激に美しく
二回目だが、またポカーンとした。