R.H.の手記

少数民族の生態を報告する映画を見る。面長のぼけ老人と薬漬けのトラウマ刑事が勤める警察では、飼っているイタコに赤や茶色の玉 を吐き出させて犯罪を 予防している。法を遵守することしか出来ぬ哀れな小男の登場で組織は崩壊。トラウマ刑事は部下と骨肉の争いを繰り広げるはめに。法を遵守しているうちに うっかり黒幕を突き止める小男。イタコの絶叫。イタコの口寄せと、ぼけ老人との変速ロシアンルーレットで元気になった刑事はワイフに子を孕ます。拳銃社 会やセキュリティの問題を扱っているようにも見えるが、主眼は男のトラウマからの立ち直りである。こんなに何人もの人が死なないと立ち直れないのか、この男は。なさけないなあ。ちなみにイタコのうちの一人を中川兄弟の弟が演じていた。日本のコメディアンも出世したものよ。