複眼ギャラリーの村田さんが東京に遊びに来ていたので囲む会を催す。服部、泉、そして進君。泉君は自分の油絵をもってきていて、村田さんにギャラリーで買うように迫るものの、あっさり断られていた。ノートの落書きなどでは他の追従を許さぬ 恐るべき才能を発揮する泉君だが、油絵だと普通に鬱屈した自らの内面を吐露しはじめてしまうので、いかんせん伝わりにくい。あと、村田さんの友人で、元エンジェリン・ヘヴィ・シロップのドラマーで、現在明大前のスポーツカードショップの店員をされている尾谷さんがいらしていた。偶然お会いした方とサバード・ブレイズのはなしができたりして、嬉しかった。日々野球カードに囲まれつつ、12球団の名前はおろか、セ・リーグパ・リーグの区別 もつかないという僕並に野球音痴な尾谷さん。大丈夫なんだろうか。是非今度お店に遊びに行ってみたい。あと、泉君から斬新な死生観が提示される。死んだ後も、感覚はその状態で残るのだという。たとえば樹海で首吊り自殺すると、ずーっと木々や動物たちが見えていて、なかなか楽しいらしい。鳥についばまれると激痛がはしる。やがて秋になり、枯れ葉が目に覆い被さるとずっと葉が見えている状態。それから、屋内で寝たまま死ぬ と、天井がずっと見えているのだそうだ。死ぬ瞬間の場所や体勢には最大限の注意をはらいたいものである。