大友さんにお誘い頂いて、映画『Blue』公開記念イベントで1曲パーカッションをたたくことに。あと2、3人つれてきて(できたら女性)、とのことだったのだが、結果としては畠山さんと服部君になった。われわれ3人は、高校、大学を通じての先輩・後輩であり、また、主人公とゴーストライターふたりともいえる。3時に青山CAYへ。リハを終えた後、楽屋で安藤尋監督と、原作者の魚喃キリコさんが考案された珍妙なキャラクターについてお話をうかがう。奇想なアイディアの数々が提示され、会場前にもかかわらず、すでに打ち上げ状態。監督はこれからトークショーがあるというのに、既にビール三本とウォッカの小瓶二本をあけている。僕は楽屋をでたとき、少し声が枯れていた。フィルムミュージックバンドはほんとによかった。大友メロディーのよさを再確認する。ありきたりだ、とかいう意味では決してないのだが、昔からあったかのようなメロディーである。これみよがしなところはなく、かつ、確実に印象に残る。『しあわせ写真館』、また聴きたいなぁ。さて、Blue Bandは意外にも広がりのあるロックバンドで、じつにかっこ良い。で、ゲスト・パーカッションの曲だが、出演者の市川実日子さんや中村綾乃さん、それに魚喃さんと、ステージは大友さんのプロジェクトとは思えぬ華やぎであり、隅っこのほうに我々三人がしょぼくれた空気を醸し出していた。「末席を汚す」という言葉の意味を身を以て悟る。いずれにせよ、とても楽しかった。打ち上げ終了後、大友さんにおまえらなんでいるんだ、と言われる。呼ばれたのはこっちなのに・・・・。午前2時、もちろん東村山に帰れるはずもないので、映画スタッフの方数人と、畠山さんとでジョナサンに行き、始電で帰る。