それでも朝ちゃんと起きるのが彼らのスゴいところ。近所の喫茶店でモーニングセットたべて、定刻どおり山口へ出発。途中江崎さんから電話があり、今回は江崎さん限定格安チケットは入手できなかったとの連絡あり。結局小郡で江崎さんと落ち合って、山口へ。日本はうつくしい国だなぁ。ローカル線に揺られ、車窓に目を細める一時。山口駅で一楽さんと、YCAMの方が待っていてくださった。で、車でYCAMまで送っていただいたんですが・・・・なんなんですかこの宇宙基地みたいな建物は。日本のバブルはまだ崩壊していなかったのだろうか。よくわからないが、使わせていただけるのは実にラッキーであった。録音機材もすばらしすぎ。ヘッドフォンで聴いてたら、横で生でやってるのかと勘違いして振り返ったものなぁ。マットと江崎さんのトランペットデュオも録音したんだけど、てっきりエレクトロニクスで出してるものだと思ってた音、マット、全部アコースティックでやってたので驚きました。でも彼の場合、生だけだとちょっとパーフェクトにハイテクニックなかんじになってしまうので、エレクトロニクスを導入してるのもわかった気がした。このデュオはとてもよかったので、CD-Rで出したいです。YCAMのみなさんありがとうございました。それにしても一楽さんはすばらしいですゾ。マークは最初、ドラムセットが組んであるのをみて、ひょっとしてドカドカたたくのかなぁ・・・と不安だったらしいのだが、それどころか別の心配をしてしまうような演奏である。あの巨体にかかわらず、打面に指を置いてひとつづつ離していったり、ガムテープをはがしたりする。端からみたら狂人だが、実に繊細だ。尊敬の念を高める。高めたついでに、DISC BOXの近くの旅館を予約していただいた。ここがまたつげ義春ワールド前回のすばらしいところで、なにがすごいっておばあさんだ。すごく気を使って下さるのだが、話が妙なポイントでループしていて、かつ意味がよくわからない。最高だ。荷物をおいて、近くで軽く飲んでからコンビニに行く。手塚治虫作品のフィギュアがあったので、マットに「どろろ」のあらすじを説明。かなり関心を持っていたが、箱をあけたら「海のトリトン」で悔しがっていた。Broken Consortが浴衣を着た写真を撮影する。