Mattin速報となんじゃもんじゃ博士

たった今、Mattinのライブがもうひとつ決まりました。


2004年2月3日(火) 高円寺円盤
Mattin / 杉本拓 / 戸塚康雄


です。よさげなトリオではないでしょうか。楽しみです。詳細はまた。


さて、秋山さんが電気式湯沸かし器をコンロにかけ、焦がしてしまったことで知られる野中モモさんの日記でここが紹介されていたと思ったら、長新太なんじゃもんじゃ博士』の知らせである。
http://d.hatena.ne.jp/Tigerlily/20040105
今、僕の手元に『怪人ジャガイモ男/トンカチおじさん』がありますが、アナーキーかつほのぼのした怪作だ。『なんじゃもんじゃ博士』はなぜか小学校の図書館にあって、さすがにディテールは覚えてないけど、子供心に衝撃をうけた記憶がある。また読めるんだなぁ!


マンガで思い出した。先月頭のことですが、家から二駅くらいの商店街を歩いていて、たまにいく古本屋の前を通ると「本日閉店、全商品半額」との張り紙あり。驚いて戸を開けると店主と数名の客が既に泥酔している。妙な味のするお茶やおせんべいを振る舞われつつハイエナ化。サンリオSF文庫ジャンプコミックス諸星大二郎などを格安で購入する。至福の一時・・・。この喜びを分かち合うべくマンガの友、泉君を呼び出した。泉君は積み上げられた古書の山からひばりの日野日出志を発見。激しく嫉妬する。店主が「CDを買ってくる」と言い残して度々いなくなってしまうのが奇妙だった。


と書いていたら、今、その泉君から電話あった。僕がおすすめしていた『極道恐怖大劇場 牛頭』を見たそうだ。シュールを通り越して徹頭徹尾わけのわからないこの映画。飲み込もうとしてもまったく飲み込めないのだ。自分一人では抱えきれないこの気持ちを誰かに伝えたいけど説明は不可。チワワがヤクザ犬で・・・とかディテールが出てくるだけで、全体は絶対記述できない。でも断片をつなぎ合わせたものではなく、確かに一本の映画である。極道ホラーですからね。ぜひ多くの人ご覧になって、混沌に陥っていただきたいです。見終えたあと、僕は迷宮に墜ちつつすがすがしい気持ちになりました。映画ってこんなことができるんだ!
http://www.toei-video.co.jp/data/gozu/


そういえば三池監督の新作『着信アリ』もまもなくですね。