ベーコン

hibarimusic2004-03-11

午後、昨年ベイルートでお世話になった面々に会って、夜はベルトランと、エリック・ラ・カーサに会いに行った。ヨーロッパのバーは音楽がかかっていないところが多くて、話がしやすい。エリックは、既にある録音も結構あったよと、丁寧にジャケットつきで「eric la casa for taku : lifts from paris」と題されたCD-Rをくれた。題名の通り、1997年から2000年にかけて、エリックがパリで録音したエレベーター・フィールド・レコーディング作品からの抜粋をただこのためだけに編集してきてくれたものである。うれしいプレゼントだった。エレベーター録音について熱心に語るエリック。これはEVさんに紹介しないわけにはいかないと心に誓う。クスクス屋に河岸を変えてからは、カメラの前でいかに変な顔をするか、といった会話に終始、古巣に戻ったような気持ちになる。そういえば以前、たまたまロンドンでベルトランのライブをみたEVさんは、スピーディーに顔を振りながらマウスピースに息をあてる彼の奏法を勝手にフランシス・ベーコン・テクニックと称しておられたが、ベルトランはそれをすごく気に入っていて、今日もカメラに向かって顔を左右に振り続けていた。それにしても食べ過ぎて、這々の体で帰宅する。