ツアーもおわり

ジャン=フィリップ君のツアー終了。来ていただいたみなさんありがとうございました。


旅先では日記を書く気力がまったくなかった。結構飲んでいたような気がする。特に京都は自分の演奏がなかったので、パララックスについた直後から藤井君のうちで眠るまで、計12時間くらいずっと飲んでいた。パララックスにあった古酒「八重泉」。あれはよくない。ちょっとだけでやたらハッピーな気持ちになるので、労働意欲が完全にそがれることうけあい。藤井君の家では、バスラッチのタカヒロ君に膝枕された状態で「乾杯」を歌っていたような記憶があったが、まぁ夢のようなものだろうとおもっていたところジャン=フィリップが写真をとっていたので事実だったことが確認された。大阪の会場だったポコペン、いいところだったなぁ。古いお宅におじゃましたようだった。お客さんがちゃぶ台のまわりにすわって、さらにそのまわりを8人で囲んで演奏。たいへんリラックスした。梅田君の家でお好み焼き。かなり前衛的な調理法だったが、味はよかった。数が足りなかったため、梅田君と一緒の布団に寝ていた僕は、夜中、アパートにむかって錯乱した人がわめきちらしている声をきいた。日本語ではないようなかんじだったが、人名を呼んでいるのは確かだった。こわいなぁ、と思いつつ無理やりねて、朝起きて、あれはきっと夢だったんだな、と自分に言い聞かせようとしたら、その叫び声がまだ続いていたのでたいへん驚いた。おつかれさまです。話は前後するが、名古屋ではロンドンがえりの西出君と初共演。すごく丁寧に演奏する人だな、とおもった。あと、約三人だったお客さんのうち、ひとりはDaily Recordtimeの中村さんであった。ヒバリミュージックをはじめる前から僕のことを気にかけていてくださった方である。いわゆるシカゴ系の音楽をしったのはこのひとのホームページ経由だった気がする。
http://jnn.jugem.cc/
カノーヴァンのみなさんにはいつもなにか暖かいものをかんじる。お礼もかねて、ももじさんには『生き血を吸う女』のビデオをお貸しした。また前後するが、広島で企画をしてくれた竹内ミツさんのソロがよかった。いい表現かどうかわからないけど、つつましさをかんじる。ライブの次の日は、大学時代に知り合った行友さんが、地元にもどって弟さんと一緒にはじめたレコード屋さんに遊びに行った。ベースメント・レコードというなまえで、レゲエ専門店。去年くらいからレゲエをききはじめていたのだけれど、どれをきいていいのかわからなくて道に迷った状態だったので、いろいろ聞かせてもらえてほんとによかった。リコ・ロドリゲスと、スカタライツのドン・ドラモンド、トロンボーン奏者のレコードを二枚買った。そういえば今日は、ビッグアップルでリブラフのライブがあるはずだ。行友さんも元気そうで、話せてよかった。また遊びにきたい。ちなみにパルコの近くです。それから広島駅ビルの新星堂にもあいさつにいってきた。新星堂とてあなどるなかれ。ここはエクスペリメンタルものもかなり充実していて、灰野敬二フェア、関西ノーウェーブフェアといった独自の企画を展開されているということだ。今回はいろいろ人にあえてよかったです。


さて、明日の朝ジャン=フィリップがかえったらわりと体があくので、レーベル活動をちゃんとするぞ!来週中には新譜をプレスに出します!
それから、4/24からユーロスペースで『ロスト☆マイウェイ』が公開です。予告編が
http://www.walkerplus.com/movie/smi/mo2491.smi
ここでみれました。三本セットの企画で、日によって上映時間が違うみたい。詳しくはユーロのページを
http://www.eurospace.co.jp/
ご参照ください。ぜひ見ていただきたいです。