あぶらだこ

揺るぎない説得力でなにかが明確に提示されている、だがそれが何なのかはさっぱりわからない。指し示す言葉もなく、確かなのはあぶらだこあぶらだこだということだけで、あとはただ呆然と立ちすくむしかなかった。共感する術もなく突きつけられる断絶。感動とはこういうことだ、きっと。