いいライブだった

昼過ぎニコスと待ち合わせ。東京で一番好きな蕎麦屋、おくむらへ。鴨汁がウケる。おみやげ購入につきあう。組み立て式ムカデ型ロボと扇子。支払いはニコス・カードではなかった。キッドへ移動。着くと木下君が練習していた。ここは中の造りが木なので響きがよく、生楽器を弾いていると気分がよいです。コントラギター、家でひくよりゼンゼン潤ってきこえる。今日は作曲モノがあるので練習する。ニコス曲、杉本曲ともにパンク。ニコス曲は、まぁ弓の楽器は超長いドローンだが、一人あたり二回しか弾くところがない。だがその分ストラクチャーのおもしろさが明確。杉本曲は前半だけリハをしたところ、ニコスの出番はなかった。今日のライブはニコス(チェロ)杉本(ギター)木下(ヴァイオリン)宇波(コントラギター)。アンプリファイ無しのアコースティック・ストリング・カルテットだ。対バンやいろんな組み合わせはしないで四人だけ。第一部:杉本曲、第二部:ニコス曲、第三部:即興。いいライブだった。最近音の少ない演奏をしているのは確かだが、それが目的ではないし、音の少なさを競っているわけでもない。こうして同じ編成でじっくりやると差異が見えて、沈黙モノでもまったく異なるコンセプトに基づいていることがよくわかる。それぞれエキサイティングなり。あとで録音きいたらやっぱり面白い。リリースできるか? ニコスはいいなぁ。マッティン以来のタワーリシチ感。キッド地下カフェでの打ち上げには見に来てくださっていたデヴィッド・グラブス氏も。好人物。
ご来場いただいたみなさん、ありがとうございました。