キャプテンOE

渋谷でデヴィッド・グラブスさんと待ち合わせ。またしても蕎麦のおくむらへ。博識な方だ。ラングストン・ヒューズ、トニー・コンラッドリュック・フェラーリ、死刑制度など、次々に興味深いトピック。国立博物館に行こうと思っていたら昨日行っちゃった、とのことだったので、あまり面白度に自信はなかったが浅草に行ってみた。浅草寺でおみくじひいたら二人とも大吉だった。木場亭で浪曲でもやっていればとおもったが、演目は寒げなコントとかだったので断念。道すがらみつけた太鼓館にはいってみる。世界のパーカッションがあつめられていて、自由にたたけるというとっても楽しい施設だ。館内には誰もおらず、グラブスさんとふたりでいろいろポコポコたたく。なんとも不思議な体験だ。グラブスさんの出身地であるケンタッキーの太鼓もあった。そういえば、セカンドアルバムで聞けるあなたのバンジョーが好きだ、土地柄子供の頃から慣れ親しんでいたのですかと尋ねると、録音の一月前にはじめてさわったとのお答えで拍子抜け。電車のなかiPodできかせてもらったヴェリオティス/グラブス・デュオの曲がよかった。リリカルなピアノの和音と、チューニングをクォーターずらしたチェロのドローン。グラブスさんは飲み会があったようなのだが、連絡がうまくいかなくて時間が空いてしまったようなので、同時刻に渋谷で開催されていた友人の飲み会に強制参加。すいません、バカなんですと先に謝っておいてはいたものの、グラブスさん自身、大江健三郎のものまね、手文字で「OE」など剽軽っぷりを発揮していただいた。