うしろゆびさされ組 アクセル

最近、よき先輩にしてよき友人である畠山さんがやたら昔のアニメソングにこっていて、特にタイムボカンシリーズの音楽を手がけていた山本正之先生の仕事をいろいろ聞かせてもらう機会を得た。子供のころの記憶がうっすらとよみがえる。だが、ここにはノスタルジーという言葉では語り尽くせぬ衝撃があった。ヒーローものなので当然かっこいいわけだが、そこはかとなく滲むとぼけた味わいを絶妙なアレンジとドメスティックかつ意表をついたメロディで聞かせるその巧みさに感服。すっかりはまってしまった。ただ、私自身イッパツマンゼンダマンの熱心なファンというわけではなかったので、さて自分が子供のころ夢中になったものはなんだろうと思い返し頭に浮かんだのは「ハイスクール奇面組」である。コミックもアニメもどっぷりつかっていたのだが、とりあえずとテーマソングを歌い続けていたうしろゆびさされ組をききはじめたら完全に我を失った。タイアップということで秋元康も気合いが入っていたのかどうか知らないけれど、楽曲のクオリティの高さとバリエーションの多さは特筆すべきモノがある。ついでにおニャン子クラブも聞いてみたがこっちにはぜんぜん心躍るものはなかった。やはり奇面組のテンションがゆうゆと高井麻巳子に憑依していたのだろうか。今、聴いている音楽はほとんどうしろゆびさされ組と、ラドゥ・マルファッティ周辺を流し続けているヴァンデルヴァイザーラジオに限定されてしまっている。ヤフオク奇面組全巻購入。もちろん今読むと時代を感じざるをえず、心底笑えるというかんじではなかったが、自分のメンタリティのルーツを見いだしてしまったような気もする。高校時代こんなかんじだったもんな。男子校だったけど。そんなので忙しくてドラクエもほとんどやってない。土曜日は千駄ヶ谷のloop-lineというところで今井和雄さん主催のサウンド・ジャンクション。事前に運営のしかたをめぐってゴチャゴチャしててナーバスになっていた部分もあったのだが、やってみると結構おもしろかったな。人数が多く時間もながいので、個々人が個人的にやってることが全体のグラデーションの一部としてきこえたり、まったく浮いてきこえたり、まぁいろいろ面白いことがおこる。まぁそれは集団即興のありかたとして新しいことではないかもしれないが、でも自分で経験するのは特別なことだ。で、今朝は新宿までアクセル・ドゥナーを迎えに行って、昼から蕎麦屋で蕎麦焼酎を飲んだりディスクユニオンに連れて行って散在させたりと遊ぶ。アクセルはトランペットの練習を一日欠かすと死んでしまうという特異体質の持ち主なので、急に無理をいって大蔵さんのお宅に押しかけさせていただいた。一時間半ほど吹き続けた後、夕食までごちそうになってしまった。ありがとうございました。あ、アクセルは 『大友良英 NEW JAZZ FESTIVAL』のための来日です。 http://japanimprov.com/yotomo/yotomoj/schedule.html 私は21日大友曲の演奏。それから急にきまったのですが19日のplays Eric Dolphyの日も一曲参加することになってます。詳細は大友さんのハテナで。http://d.hatena.ne.jp/otomojamjam/ さて、明日のアクセル練習場所も確保しました。

いや、映像みたらそれなりにキツかったです、うしろゆび。