メガトロン

ここ一週間完全にスケジュール設定を間違えており一日2時間睡眠とかが続いています。ザヴィエと梅田君とのスピーカートリオで大阪、名古屋で演奏。時間についてはあまり考えず久々にとっ散らかった音楽になってますが、物が無軌道に跳ねたりスピーカーが回転したりしておりかなり変な状態です。明日、というか今日キッドアイラックでラスト公演があるのでよかったらぜひ来てください。ザヴィエはそのトリオと、クラリネットで大友さんとのデュオとの二本立て。 http://www.hibarimusic.com/j/xc.html


その二つのライブの間は東京に戻って昼間バイトと、夜中に音頭制作仕事を遂行。ここでも何度か書いていますが泉君の会社でつくってる「超生命体トランスフォーマービーストウォーズリターンズ」というCGアニメがあって、これは元々カナダのCG技術の精鋭が制作したかなりダークな作品だったのに、日本語吹き替え版で声優さんがアドリブでデタラメの限りをつくし、ただグロテスクなキャラクターが悪ふざけの限りを尽くしているようにしかみえなくなってしまったという大傑作。現在DVDが順次発売中で、その最終巻のオマケとして「メガトロン音頭」のCDがつくことになったのだが、それを作らせてもらっていたのです。基本的に打ち込みで、僕がバンジョーをひいて、管楽器が中尾さんでベース稲田誠、太鼓と合いの手が服部君というある意味最強の布陣でのぞみ、予想以上にとぼけたものになってしまった。歌はとある覆面歌手。ちなみにメガトロンは世界をすべて機械化し、我が物にしようとたくらむファシストであったようだが、声を担当しているのが千葉繁さんであったためキャバクラ通いの駄洒落好きなおじさんにしか見えなくなっている。その千葉さんもセリフで参加していただいています。ちなみにこのCD、リミックスバージョンも収録することになっていたのだが、もちろん僕にそんなノウハウはなく、江崎さんに相談してみたら、たぶんテイトーワのようなものを期待されているのだろうという結論に達したが二人ともテイトーワを聞いたことがなくなんの解決にもならず。とりあえずサンプラーを使うのは必須であろうとおもって、服部君の太鼓の音を鍵盤にアサインしてみたがいつもの通りドンとカッという音がなるだけで全く意味がなかった。サンレコのバックナンバーをめくりつついろいろ試してみたところ、結果クラブミュージックとはほど遠い、音頭本編以上に牧歌的なものができあがってしまったが、とりあえず泉君は爆笑してくれたのでよかった。泉君に、クラブミュージックの打ち込みはふつう鍵盤の手打ちではやらないのではないかと指摘されたが、ほかの術をよく知らないしヨレヨレなのが好きなのでまぁいいとしよう。


ザヴィエとのツアーは打ち上げがかなり剽軽です。特に大阪は狂乱の夜だった。見に来てくれていた藤井君の捨て身のギャグに感動。あと、寝袋に入った西川君の足を持ち上げ、エッフェル塔と叫びながらボコボコに叩いていたのがとても印象的だった。ザヴィエは夜中にオーシャンゼリゼ絶唱。次の日隣人からきびしい苦情をゲット。


さっき泉君と次なる野望の相談をしていて、「マッチ売りの少女」と「清水の次郎長」を聞き間違えました。