phouse

明日、六本木のPhouseというところで 「オ トモ シヒ ビ  ク ンオー ス ラ」なる催しがあります。入場整理券配布があったりするようなのでもしご来場いただける方は会場のホームページをご覧下さい。
http://www.phouse-web.com/


さて、数日前その「ア ヤ   ズ エキシビション バ  ング  ント展」にいってきました。正直なところ打ちのめされた。あの箱を目の前にしたとき心にわき上がってくるものは、自分が死んだ後に続いていくであろう世界について考えるときの、克服しがたい恐怖に似ている。自分が消えた後も世界はあるということ。同じ世界に属しているはずなのに、まったく異なる時間の流れが薄い壁の向こうで経験されているという事実。ごく単純な構造ながら、世界と自分との断絶がこれほどまでに迫ってくるものはみたことがない。それに出会ってしまったがために自分の生に決して所属することのない時間の流れに永遠に恐怖するしかない。幽霊に出会い、壁のシミになってしまった『回路』の登場人物のようである。自動車も、土地の権利書も、モノが法的に死者に所有されているという現実をサラッとさらしてしまう強力な展示。ここで受け止めたものはもちろんそれ自体が生々しい生の感触であるのだろうけど、そうやって思えるようになるには時間が必要だろうとおもう。なんだかあの世の存在を確かめるような行為のような気がしてしまって、結局箱はノックできなかった。


あいかわらずマンガ熱は冷めず、ややプレミア価格でジョージ秋山『アシュラ』を購入。これもまぁ打ちのめされるだろうとおもうので落ち着いてからゆっくり読むつもり。あと『みゆき』も全巻。主人公が毎回ビンタされている。あと『ウィングマン』を読み始めたが、子供の頃はこれが接することのできるアダルトなもののリミットだったなぁ。


WIREに『死霊のコンピューター』のレビューがでていたが、泉君が演奏者として記述されてます。いままであの雑誌に載って間違いがなかったことがない気がする。まぁマッティンと泉君のデュオはそれはそれで面白そうだけど。