長い道

先日、芦屋雁之助のLP「男の旅路」を100円で購入した。ジャケは微笑みをたたえた芦屋さん。だがこれを、おにぎりにつられてむりやりいぶし銀の雰囲気をだすように仕込まれた山下清画伯その人だと思ってみつめているとウッカリ爆笑してしまうことうけあいだ。同様の気持ちのまま歌声に望んでも一興。さて昨日、角田俊也さんが来宅。プログレ話やプログレ話など、とても充実した時間でした。ジャン=リュック・ギヨネ、エリック・ラ・カーサ、ジャン=パランドル周辺をお聞かせして、楽しんでいただけたようなのですが、このへんにつながりができたら面白いかなぁとおもう。あと、角田さんが持参されたオメガのCDを聴く。ハンガリーの同名プログレバンドではなく、最近流行っているやつのほうだ。シングルのカップリング曲がイ・プーのように聞こえると主張する角田さん。たしかにイントロ部のシンフォ具合はまさしくプーだ。ルーマニアンポップスにイタリアプログレ(ラブ・ロック?)の血が引き継がれているとは・・・。しかしそんなことに気付いたのは世界を見渡してもこの方ぐらいのものだろう。途中から伊東さんも参加。そう、これは角田さんのリーダーバンド、The Cozmic Urinationのリハだったのだ。内容はジャーマン風プログレです。わりとスペイシーです。アシュラテンペルファンにはお楽しみいただけるとおもいます。今週の土曜に新宿御苑の「and Zone」というところでライブがあります。http://www.andzone.com/
あと最近あったことはphouseでやった麻雀で負けました。余裕がなくて全体を見渡すことはできなかったけれどなかなか妙な空間だったのではないでしょうか。同会場には録音係で月曜にも。梁からマイクをぶらさげて録ってたのですが、石川高さんとsachiko Mさんのは音が空間のなかで溶けていくようで非常によかったです。あと、こうの史代さんの新刊「長い道」を買った。まだ読み始めたばかりだけど、これは面白そう。よく考えるととんでもないことが起こっているのになぜか非日常というかんじを漂わせない。強固なリアリティ、というのともまた違うのだが、こういうことがのほほんとあるかもなぁと自然に受け入れてしまう。希有な描き手だとおもうなぁ。どんな方なんでしょう。あと、先ほど机の角に小指をぶつけたら爪のなかから血が出てきました。