インプリント

『インプリント ぼっけえ、きょうてえ』を観たが・・・容赦なかった。テレビ放映だからこのへんまでで留めておこうといったリミッターは効かせないことが誠意だと信じ、恐い映画をつくれって言われたから本気だしたら放映禁止になってしまったという、真面目だかなんだかよくわからんですが、さすがにこれはお茶の間に流してはいかんでしょう。帰り道、牛丼屋のよこを通っただけで吐き気が・・・。「モノであると同時にヒトでもある状態」というhttp://d.hatena.ne.jp/nishiogikucho/20060318区長の感想が腑に落ちたんですが、肉の塊が人体であるぎりぎりの状態であげてしまう悲鳴がこちらの肉体にまで切り込んできてしまって、三池監督の作品はいつもそうだが、映画を観たというより耐え難い体験をしてしまったという実感がある。なにも拷問シーンだけでなく、静かに死体がうつっているところでも、モノになってしまったはずなのになお人間としての形をとどめてしまっているという、現実としかいいようがないんだけれど、愛おしくも冷めてもいる奇妙な感覚がある。三池作品で一番好きなシーンは、Dead or Aliveで死体が見上げていた青い空だ。見えているわけはないんだが、あそこには生とも死とも言い難い空気が映っていた。


リゲティが亡くなった。残念です。チェンバロのためのhungarian rockという曲がタイトルどおりなかなか東欧プログレテイストで好きです。


中国ツアー続報です。
16日Shenzhenに引き続き、17日広州、19〜23日のうちどこか二日間で上海という情報を入手しました。会場の名前とかはまだ謎ですが、やや現実味を帯びてきたのでよかったです。今週末ですがひとごとのようです。


泉君を見習って毎日告知します。ご予約いただくとちょっと安くなる公演もあります!
http://www.hibarimusic.com/j/event/mgdu.html
あと、7/4にも円盤でmattin song book vol.2リリース記念ライブが直嶋君企画であるのですが、情報明日載っけます。マッティンの母をして「あなた才能ないわね」と言わしめたマッティン弾き語りはじつにすばらしい!


http://nununununu.net/
泉君と僕が世界の原理を説明する漫画を描いた雑誌がいま予約受付中です。今日、打ち合わせに行ってきましたが、六本木の青山ブックセンターで便乗ブックフェアをやることに。http://d.hatena.ne.jp/nununununu/20060612 現代教養文庫が存在しないことがじつに悔やまれます。一部オンデマンドで読めるようですが。http://www.kinokuniya.co.jp/nb/bw/kyoyobunko.html