近況とお知らせ

今週土曜は室内楽コンサートです。気心知れた面々だからこそ開ける未知の世界もあるかと思われます、という3人でやります。


室内楽コンサート vol.12
秋山徹次 / 杉本拓 / 宇波拓 guitar trio

作曲:
杉本拓、大蔵雅彦宇波拓

9月8日(土)
19:30開場 20:00開演
2200円+ドリンク
千駄ヶ谷 Loop-Line


さて、台風の影響がなければ、というのはプレスが台湾だからですが、この日にいろいろ新作CDを発表できる予定です。先日、ヒバリと、角田さんのskitiとであわせて4枚同時にプレスに出すという暴挙にでたのです。skitiのは杉本拓、久々のソロ作品。パッと聞くと、ヒョっとして音響派…とおもわせつつ、通して聞いた時はじめてその明解なコンセプトが突きつけられるという果敢な作品です。必聴かとおもわれます。ヒバリの新譜3つはこちらに。
http://www.hibarimusic.com/
それぞれの解説はまたゆっくり書きますが…、私にとっては初のサントラ盤となる『一万年、後.....。』を作りました。元々が異様な作品なので、これまた他に類をみない奇怪な作品になったのではないかと自負しています。その『一万年、後.....。』もこの日9/8により公開です。2週間限定レイトショーのみなので、どうぞお見逃しなく!
http://1mannengo.hibarimusic.com/
家が近所なのでなるべく足を運びたいところですが、少なくとも9/11には佐々木敦さんとのトークで、9/20はホースのミニライブでポレポレ東中野に参上いたします。しかしほかの日のトークやらなにやらがやたら面白そうなので、かなりどれに行くか迷うところかと推測されます。

今週月曜は、中原昌也さんと伊東篤宏さんと私の曲が同時に再生されるというわけのわからないファッションショーがありました。最後まで自分がなぜここにいるのかわからないというかんじがあって、面白かった。

いろいろなことが同時進行していてかなり混乱してきましたが、目下わらわらと動いているのはマッティンとの共同リリース2点です。そのうち一つは、知られざる鬼才” ” [sic] Tim Goldie待望のファーストソロ。ドラムソロと、アンプに叫んでいるやつの2枚組。素材自体に目新しいものはまったくないのに、構成というか、その存在の仕方がありえないことになっているためにかつてない作品に仕上がっているというもの。ジーニアスとしか言いようがありません。もうひとつは、マッティンと私による語りとギターのプロジェクト。昨年GRID605でやったトンデモライブのスタジオ録音盤ですが、これはもう、こういうCDはかつてなかったであろう、と自負できる会心の作。詳しくはまた…。

それから、skitiからの私のソロも、おそらく来週くらいにはできるのではないかと思われます。これも詳しくはまた…。

さて、最近みた映画は、

呪怨 パンデミック』。このシリーズ、ハリウッド版になってから結構面白くて、ネタはずっと同じことをやっていているので手の内はわかっているはずなのにちゃんと怖いのは、えらいなぁとおもう。幽霊との間に生じる言語の壁という命題を追求したらもっと変な映画になってきっとさらに面白かったのではないか、でも、そうするとホラーからコメディに滑っていくことは避けられないだろうから、制作サイド的にはよくないのかもしれない。あらためて『叫』はやはりすごい映画だったとおもう。

トランスフォーマー』。ロボットとロボットが闘う映画。どれがどれだかさっぱりわからなくなってしまったが、リミッターをはずした戦闘シーンがすばらしかった。そういえば、トランスフォーマーといえば若干人ごとでないところもあって、この映画の公開にあわせたトランスフォーマーコンピレーションCDに、あの「メガトロン音頭」が収録されている模様。
http://columbia.jp/prod-info/COCX-34398-402/

『河童のクゥの夏休み』。クレヨンしんちゃんで号泣させられた原監督の新作。別れ方のバリエーションが多彩で、これもまたいろいろな涙腺を刺激される作品。

グラインドハウス USAバージョン』。タランティーノにはあまり思い入れがなかったのだが、これはもう文句なしにすばらしかった。フェイクとわかってやっていても、わざとらしさを遥かに凌駕する映画の醍醐味ががつんとつかみ取られているので、作り手の趣味性もこえ、そこで起こったことが映っているだけですばらしいというところに行っている…とおもいました。車のもゾンビのも両方好きです。あと、ニセ予告編がどれもすばらしかったが、これはいまやっている長いバージョンではみれないらしい。USAバージョン、ごく簡単なものだけど目の手術をしていて眼帯だったためどうしようか躊躇したのだけど、最終日だったので無理して行ってよかった。

といった案配で、選んでみているだけかもしれないが、当たり多し。それから、DVDでピカード艦長がでてくるスタートレックの映画4本をまとめて鑑賞。これはもういいとか悪いとかの判断はまったく機能せず、お世話になった方にお会いする気持ちで堪能。