今年

年内はもうほぼ業務終了。ホース作曲などをしています。

佐々木敦さん編集の濃縮雑誌『エクス・ポ』に泉君と私の漫画が掲載されております。5億年にわたる壮大なストーリー…をA6サイズにぶちこみました。それはともかくわけのわからない豪華執筆陣の雑誌です。ぜひご覧ください。
http://unknownmix.exblog.jp/7045234/
http://lilmag.org/にて泉君の小説が読める$HYPERと抱き合わせでお買い求めになるといいかもしれません。

あと、9月頃にやった中原昌也さん、伊東篤宏さんと私がファッションショーの音楽をやるという謎の企画がCD化されました。私のは、自分史上最もフリージャズに接近した作品…かもしれません。上江州さんのハープが効いています。
http://faderbyheadz.com/release/headz107.html

年内のお知らせは以上をもって打ち止めかと思います。
しかし、今年一年を振り返ってみると結構いろいろなことをやってました。

ライブ企画の主なのは、2月、ロビン・ヘイワード、ロードリ・デイヴィス、ジャン=リュック・ギオネ、村山政二郎が同じ週に来日してツアーを企画。4月はアメリカツアーで、ラブクラフトのお墓参りに行ってみた。4月はザヴィエ・シャルルとジャン=フィリップ・グロスがきて、5月は南十字星でソウルへ。8月はホースレコ発があって、アクセル・ドゥナーも来てた。9月はlauseが来日。11月はヨーロッパツアーをして、スロヴェニアで飛行機を乗り過ごし、その直後に東京でヴァンデルヴァイザー企画。あと、ホースとかえる目のライブが結構あって、室内楽シリーズもほぼ毎月あって、ONJOのツアーもありました。

あと、後半はなにかに取り憑かれたようにCDを出してました。
hibari musicから『間口港の低周波/角田俊哉』『you're not here/noid』『1万年、後....。サントラ』、マッティンと共同で『ABJECTOR/" "[sic] Tim Goldie』『Attention/mattin/宇波拓』。それから、ホースのCDができたのはほんとに大きかった。あと、かえる目も作って、skitiからソロアルバムも出しました。これは困惑ぎみな反応をいろいろいただいてうれしかったです。倉地久美夫さんの『スーパーちとせ』のマスタリングは予想以上に大仕事でしたが、歴史に残る作品に関われてほんとによかった。杉本さんとはこの世の理に反した作品をいろいろ作りましたねぇ。あと自分の仕事で大きな出来事は沖島勲監督『一万年、後....。』でした。来年、大阪公開も決まったようなので、ぜひ大勢の方にみていただきたいです。

ベストを選ぶというわけではないのですが、自分が関わっていないもので強く印象に残ったものを振り返ると、新譜をほとんど聞いていないような気もするのですが、CDだと『event/gnu』『しあわせのイメージ/豊田道倫』『Fas - Ite, Maledicti, in Ignem Aeternum/DEATHSPELL OMEGA』『空洞です/ゆらゆら帝国』でしょうか。ブラックメタルはいろいろ聞いてみたのですが、やはりDEATHSPELL OMEGAは群を抜いている気がする。今後もっと掘り下げていきたいところです。自分の周辺以外のライブはほとんど観れませんでしたが、コルピクラーニは楽しかった。映画も後半ほとんど観れず、歯がゆいところですが、新作では大林宣彦『転校生 さよならあなた』のショックが大きく、しばらく引きずりました。あとは『叫』グラインドハウス USAバージョン』、かな。スクリーンでみた昔の作品だと、『毛の生えた拳銃』、新文芸座の実相寺オールナイト、次郎長三国志が強く残りました。

なんだか小学生の日記みたいになってしまいました。