R.H.の手記

歌舞伎町で風俗を視察。厳密に吟味する。腕にカッターナイフの跡が一〇本以上ない女は選ばないことにしている。家に帰らずさっきまで店の控え室で寝ていたという寝ぼけまなこの女をベッドに横たえる。素肌が見えなくなるほどたくさんの切り傷に覆われた腕をひとしきり舐め上げる。その後ブリーフをTバックにし、一晩中尻文字を解読させる。空虚な女に中途半端に尻を見せる以上の快楽を私はまだ知らない。