元日は入場料千円なので、映画館へ。テアトル新宿にて『AIKI』。交通事故で半身不随になり、ボクシングへの夢を閉ざされ、自殺を試みるまでに世界を呪い、自暴自棄の生活を送っていた車椅子の青年が、合気道との出会いから自分を取り戻していく。なんてポジティブな映画なんだろう。無理して刃向かうのでなく、わざわいをまず受け入れること。決して自分からは手を出さず、相手の力を利用することで身を守るという合気の考え方に、生きる術を見出していく加藤晴彦。好演だ。障害者が頑張りました、という逆差別 ハンディキャップ映画ではなかった。たいへん勇気づけられる。落ち込んでるときに必要なのは、目をそらすことではなく、きっと現実を受け入れることだ。そうも言えない時間ももちろんあるけど。やっぱり映画はいいなぁ。勇気づけられたといえば、ここ数日繰り返し聴いていたのは、稲田さんがおくってくれたゲンダイのCD-Rだ。尊敬してやまぬ 川端稔さんのお説教カントリー。曰く「最低の心でさえも最善を尽くせること知りたまえ〜」「自己嫌悪は悪い癖を直さないための口実〜」 全曲歌詞はかなり真摯なお説教だが、演奏は抜けきってて、ぜんぜん重くないの。小島さんのドラムがとてもよい。