鶴田法男『ほんとにあった怖い話 第二夜』をみる。幽霊をどのように見せるかという課題に対し、日本映画がいかに真摯に取り組んできたか、まざまざと実感する。つまりは存在しないはずものを見せるのだから、映画にとってこれほど困難なことはないはずだ。CGや特殊メイクを使わなくても、いないはずのところにすっと人が立つだけで、この世のものではなくなってしまう。「霊のうごめく家」、こわかった・・・。『回路』ではユラユラちかづいてくる赤いワンピースの幽霊に震え上がったが、第一話にはその原型があった。もうすぐ映画の『呪怨』もはじまるし、心臓がいくつあってもたりないですね。でもどうしてここ数日、恐怖映画ばっかりみてるんだろう。夜中も、古澤さんとふたりして、チャットしながらホラー映画専門オンラインショップでいろいろ購入してしまった。『映画はおそろしい』にてホラー映画ベスト1に選ばれている『生血を吸う女』など。古澤さんは『Attack of the puppet People』なる映画を、タイトルと解説だけで衝動買いしていた。