体調が悪い・・・・。なにか巨大な因業がおおいかぶさっているようだ。ひょっとしたらここの食べ物を抜いたほうがいいのかもしれないと思い、今日一日断食を結構することに。みなさんは山に行くというのだが、街をもっとみたかったのでジャッセムと別行動。シャリフ宮殿がベイルートだと思われたらかなわないということで、いろいろ案内してもらう。戦争をまぬがれて古い生活がそのまんま残っているという地域に行ってみた。友達が住んでいるというのでいきなりお邪魔してみると、こじんまりとした薄暗い石造りの家でよい雰囲気だ。ここのおっさんは陶芸家で、日本の茶碗みたいのをつくっておられた。こういう狭いところだと落ち着くなぁ。この日、ベイルートのどこかで橋が落っこちたらしい。それから、危ないらしいので車で通り過ぎるだけなんだけど、レバノンの軍隊と警察も入れないというヒズボラ管轄下の地域にもいってみた。さすがに雰囲気はものものしいが、意外に街は活気があった。山のほうにも行ってみたが、こちらはまぁ観光地で特に印象ナシ。帰ってマザンと大蔵さんのチューブデュオを録音する。これがとれただけでも来た甲斐があったかも。名演である。録音状態はよくないとおもうけど、日の目をみるといいですなぁ。なんとなくお別れパーティー。そういえば、今日まで安心だとおもって飲んでいたミネラルウォーター。シャリフ家で軽く濾過したものだったということが判明! 言葉もないよ! みんな卓球していたようだが、僕は門番のおじさんと最後の時間を過ごす。部屋に戻るとGNUの新譜がかかっていたが、フリー原理主義のひとにはよくわからないらしく、大蔵さんのいない間にこっそり変えられていた。