起床後、荷造り。それから、コントラギターの弦を買おうと近くの楽器屋に。ちょうど今きらしていて、明日入荷予定とのこと。それからブルクハルトに電話したら、これからカメラを届けにきてくれるという。それから、手持ちの弦も持ってきてくれるという。ほんとに懐の深い人だ。お買い物の約束があって、あまり時間がないとのことでホテルのロビーでコーヒー。なんでも昨夜、宇波行方不明説が一瞬ながれ、Poggy & Bessに電話をかけてくれたりしていたらしい。ほんとに申し訳ない。しかも、ほんとはブルクハルトがカメラをピックアップできた場合、クラウスに電話をくれるはずだったのだが、いざダイアルしようとしたところ、クラウスの電話番号には4の数字がはいっていた。それでかけられなくて、それっきりになっていたんだとのこと。それから、指をけがしているのでどうしたのかと訪ねると、DJの余興でギターを弾いた際、ピックを持っていなかったため手でストロークしていたら弦で切ってしまったのだそうだ。ジェントルかつクルクルパーな、実に素敵な方です、ブルクハルトさんは。しばらく散策しウィーンの街との別れを惜しんだ後、パリへ。その前にスロバキアへ。SkyEuropeという格安エアラインで、ブラチスラバまでバスででてから飛行機によるとトクトクなのだ。高速に乗っていただけなので初スロバキアの印象は全くない。コントラギターを抱えて機内へ。パリのオルリー空港に着いて、バスとタクシーを乗り継いでベルトラン・デンツラー氏のお宅へ。この人は去年、レバノンで出会い、パリで再会し、ロンドンでまた再会、そこで一緒に演奏をしたのだった。運命的なものをかんじないでもない人である。とにかくジェントルマン。言動すべてにお人柄を忍ばせる! 3人のお子さんと奥さんにご挨拶。なんだかみんなかわいいなぁ・・・。それから、ジャン=リュック・ギオネが来てくれていた。近況をたずねたところ、なんと水曜から韓国に行くんですって。それ、決まったの三日前。もっと早く決まってたら連絡したんだけど・・・っていくらなんでも遅すぎだ。しかも数日前にカンボジアから帰ってきたところだそうだ。あいかわらず奇っ怪な活動ぶりである。談笑しているうちまたしても飲み過ぎて、ジャン=リュックが帰った後すぐ寝てしまいました。部屋を提供してくれたご長男、アーノルド君に感謝。