近況とお知らせ

台湾料理屋で泉君とご飯をたべて、通りかかったゲームセンターのモニターに映し出されたどなたかが対戦中の鉄拳5を二人して口をポカンと開けて見ていたら古池君に見つかってしまった。なんとなく三人でツタヤにいった。泉君は、台湾にジャッキー・チェンの墓を掘り、香港でジャッキー・チェンを穴に落として殺害するという作り話をしていたが、よく意味はわからなかった。帰って泉君に勧めてもらったDVD、極楽とんぼのテレビ不適合者の下巻を観てみたが、これはお笑いという枠を越えた大傑作であった。ドキュメンタリーものとしては「邪願霊」以来の衝撃。今日の出来事はそんなかんじで、最近日記を書いていなかったが引越をしてバタバタしていたのです。新居でテレビをつなぎ、はじめて観た番組にメガデスマーティー・フリードマンがでていて、流暢な日本語でとぼけたトークを展開。アイアンメイデンのリフから津軽海峡冬景色にモーフィングするという中尾さんの「水戸ボレロ」並の小ネタを披露したりしててなかなかおもしろかった。あと、「Shall We Dance ?」のオリジナル版もテレビでみたがやはりこっちのほうが全然よかった。公開当時なんとなく気になってしまったセリフ棒読みなかんじも今みるとこれだからこそグッとくるのだと思える。そんなことを思いつつ江崎さんに電話すると、むこうはむこうでビデオで『隠し剣 鬼の爪』を観終えたところで、それはそれで感動していた。松たか子も「たそがれ」の宮沢りえもどちらも捨てがたいと思い悩む江崎さん。その二人が秘剣で対決する映画を山田洋次が撮ることはないだろうが、しかし藤沢周平、市井の剣豪ものをこれから毎年とり続けて寅さんなみの本数になったらすごいよね、というような話をした。話は前後するが、引越の時は木下君と泉君が手伝ってくれて、最後にザヴィエのおみやげであるミラベルを飲んだがこれはやっぱり変な効果のある酒であり、木下君はほぼ意識不明。まだボトルに四分の一ほど残っている。荷造り中、案の定いろいろ漫画を読んでしまったが、やはりバクネヤングはすごい。あたかも一発ギャグのような勢いで描かれる、国家をも揺るがす一個人の理不尽な暴力。ああ、明日は新しい仕事の面接だ。早く寝なければ。今、朝の四時半って結構明るいですね。


それはそれとして、今月末より杉本さんと僕の入魂の企画、ラドゥ・マルファッティ/クラウス・フィリップ/杉本拓/宇波拓ツアーがはじまります。今から激しく楽しみにしています。ぜひ多くの方に見に来ていただきたいです。
http://www.hibarimusic.com/j/rktt/


ラドゥも加わっているヴァンデルヴァイザー楽派のネットラジオはこちらです。非常に充実した内容です。
http://radio.wandelweiser.de:8002/