ジャーマン

土曜はthe cozmic urinationのライブ。ジャーマンプログレを基盤としつつもよりカオティックかつ叙情性もあり、もちろん既存のフォームが想定されているので音楽に関わる考え方が瓦解するとかそういうモノではないが、その中での可能性をかなり押し広げたいいライブだったのではないでしょうか。こういう部活動的なものにもコアなセンスを光らせるスピリチュアルオーガナイザー角田さんには脱帽だ。あと、個人的には自分をギタリストとして再認識するよい機会であり、帰ってジョン・レンボーンを聞きながらギターの練習をしてしまったが、これはこれで方向性がずれているようである。打ち上げではなぜかマリア観音の話をいろいろとする。CSで『逮捕しちゃうぞ the movie』を観る。登場人物の掘り下げ方がイマイチなのと、犯罪組織の恐ろしさが不明瞭でかなり消化不良気味ではあったが、東京におけるテロの設定はけっこうよかったかも。友達に海外中古レコードポータルサイトみたいなものを教えてもらって、物欲がさらに泥沼化。ふと気付くとクラウトものをいくつかオーダーしていた。先日、とても尊敬するミュージシャンであり稀代のレコードコレクターである方と電話していて、レコードばかり聞いているとだんだん人間に対する興味が薄れてくるというはなしになって、その方は「二次元の水平線からレコード盤の形をした太陽がのぼってくる」とかいう表現で日々の心境を語ってくれたが、そこまでには至らないよう気をつけたいものである。