蝋人形

新宿ミラノ座、東京ファンタスティック映画祭へ『蝋人形の館』を観に行く。33年と53年に撮られている『肉の蝋人形』のリメイクということだがオリジナルはどちらも未見。こういう映画はまぁ、死に様のバリエーションを見に行くようなもので、ややドライな気もしたけれど、これはなかなか楽しめた。生きたまま蝋人形にされるのは最初の犠牲者だけだが、そこで使われる機械がなかなかかっこよく、そのあと館で発見されるところの描写も凝っていてよかったとおもう。あと、お騒がせセレブとして知られるパリス・ヒルトンがなかなかユニークな死をみせてくれて、客席から拍手がわきおこっていた。館ホラーならではの炎上シーンも豪華。そういえば同傾向のラストがある『生き血を吸う女』って日本版でDVDが出たんですよね。欲しいなぁ。


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