CS

CSでミラーマンをみる。世界観もさることながら、叙事的な描写が印象的だ。小中兄弟によるリメイク映画が来年公開のようで、とても楽しみです。
http://www.vap.co.jp/mirror/reflex/
何日か前、DVDで『ジョゼと虎と魚たち』を観た。犬童監督は、独特の清潔感というか、ちょっときれいすぎるところが気になってしまってやや警戒心が働いてしまう。この映画もそういうところはあったけど、とにかく池脇千鶴がすばらしく、かなり心に残るものがあった。そんなことを電話である友人に話してみたら、以前DVDをレンタルしてみたものの、返却日まで観れなかったので早送りして池脇千鶴の裸身だけみて満足したそうだ。そんなことじゃダメだ。そんなことだから猫に施しを受けるのだ。
あと、サンレコのインタビューを読んでけっこう感銘をうけて、最近スティーヴ・アルビニ関係をいろいろ聞いてみています。オルタナ方面は明るくないのでいままでぜんぜん気にしてこなかったけれど目から鱗なところがあった。鳴ってる音をアナログでクリアに録って、トラックごとにも2ミックスにもコンプなし、EQは補正程度、エンジニアは適正なバランスを取ればそれでよいというシンプルだが明解なスタンス。結構理想かも。丁度EVさんたちと中尾さんのオープンリールで録音しているのもそういうかんじでやれたらなぁと思っていたので、いまこういうことに気づけてよかったな。電子音響インプロものなどで、繊細な音を売りにしつつマスタリングでダイナミクスを潰してしまっているのが結構あるけど、筋の通ったひとを見習いたいもの。再結成ものはちょっと、と敬遠してたペイジ&プラントもとてもよかった。ロバート・プラントはあきらかに声がでなくなっているけど、むしろ落ち着いた味わいになっていて、凝ったギターワークとほんとにいい混ざり具合になっている。