東欧軽音楽

年末にニコス・ヴェリオティスが来るはなしがあって水面下で企画しかけていたのだが、正式にお金がないことになり、今回は断念することになった。来年は実現できるだろうか。
先週土曜はコズミック・ユリネーションのリハ。前回より加入の畠中さんベースもすっかりバンドにとけこみうれしいかぎり。今週土曜日、青い部屋でのライブ、ぜひおこしください。角田俊也、伊東篤宏、畠中実、と私という面々がやっているとはとても思えないが、本人たちはいたって疑念のない、掘っ立て感満載のプログレ世界がお楽しみいただけるはずです。角田さんより送られてきた譜面がすごすぎる!図形楽譜というか、この世の仕組みを表現したかのような一大絵巻になっていて、爆笑しました。
さて、その角田さんが秘蔵コレクションを公開する、神をも恐れぬ企画が明日催されます。




「知ってたまるか!東欧軽音楽の夕べ〜角田+中尾+宇波の三つ巴辻説法〜」


9月6日(水)開場19:30開演20:00
武蔵小金井アートランドにて
http://www.geocities.jp/go4block/artland/index.html
料金:500円+ドリンク代


以下、角田さんのコメント
知られざる6、70年代の東欧諸国のロックやポップスのレコードを私と中尾勘二氏、宇波拓氏と爆笑しながら紹介しつつしんみりするとおセンチなイベントを行います。中尾氏は主に東ドイツイージーリスニング、宇波氏は東欧諸国の主に民謡ポップス、私はソビエト辺境のグルジアウクライナブルガリアのサイケ、プログレを主に持って行きます。その驚愕すべきへっぽこ音楽は西側諸国では聞いたことの無い音色とあり得ないアレンジ満載でマニアの方々も唸り声必至! 絶対にCD化されないレコードを持ってお聞かせいたします。ジャケも面白いですよ。


(注・角田、中尾を前にしては崩れ落ちるしかないので僕のレコードは持っていかずに聞き役に徹するつもりです…)


以下、企画していただいた米本さんのコメント
フィールドレコーディングの諸作で知られ、様々なレーベルから多くの作品をリリースしているサウンドアーチストの角田氏、自身のレーベル、ヒバリミュージックを主催する新進気鋭の音楽家宇波氏。おふたりは、ともにかなりヘヴィーな音楽マニアとしても知られています。角田氏は特にヨーロッパのプログレに造詣が深く、一般には入手が困難な70年代の東欧プログレのコレクターでもあります。


旧共産圏の東欧では、ロック音楽は社会的に微妙な立場にあり、西側諸国とはまた違った発展をとげ、妙なノリ、ありえないアレンジと、つっこみどころ満載とか。


今回は角田氏と宇波氏に、いろいろ好き放題にかけまくってもらい、ディープな世界をともに堪能させていただこう、という企画です。おそらくCD化不可能な貴重なLPなどを聞かせていただけると思います。おふたりのファン、プログレッシャーの方(?)、必見です!


※ゲストとして、コンポテスラなどのサックス奏者として知られる中尾勘二氏の参加が決定しました。氏もまた辺境の音楽に非常に造詣の深い方です。なんでも旧東欧のイージーリスニング(?)を紹介していただけるとか。請うご期待!


なにはともあれ、ほかでは聞けない音源ばかりが流れることはまちがいないので、ぜひいらしてください。


東欧といえば、二年前のマッティンと私のツアーのレビューが送られてきたが、スロヴェニア語なので読めなかった。
http://www.mladina.si/tednik/200439/clanek/kul-rodeo--jasa_kramarsic_kacin-2/