声変わり

東欧軽音楽の夕べは、世の中には未知なるものがいろいろあるなぁとあらためて実感する、よい経験でした。「鉄のカーテン」の向こう側ではこんなにもおもしろいレコードがプレスされていたのである!しかも、もはやかなりの量が溶かされてしまっているらしく、ものすごく貴重なような、かといって誰も振り向かないような、なんともいえない愛おしさがある。しかし、ひとのコレクションをあれだけきかされてしまうと物欲が高まって困る。帰宅後すぐ、メロディア盤を数枚注文してしまった。
話題の『グエムル』を観る。中型でやたら敏捷な怪物がスゴい。しいていえば『レプティリア』のワニを彷彿させるかな?また、ただ襲いかかってくるという直線的なスリルだけでなく、捕まえた人間を一呑みにはしない謎の行動パターンに深みがある。あまり知性はなさそうだが、人間を襲うことには執着しているようだから、なにかあるはずだ。対する家族の奮闘っぷりもスマートではないながら愛おしい。いま公式サイトをみたところ、監督は高校時代にグエムルをほんとうに目撃したらしい。
http://www.guemuru.com/
さて、第三シーズンはじまったばかりというタイミングで、突然ピカード艦長の声がかわってしまったので困惑する。トーンは高くなったが、どいも老け込んでしまったようで違和感が残る。いずれ慣れるのだろうか??