ヒバリ新譜と室内楽

hibarimusic2006-12-07

録音は今年の三月だったのでだいぶ時間がたってしまいましたが、ヒバリの新譜、ロードリ・デイヴィス/石川高『compositions for harp and sho』がついにできました!ロードリ、石川さんという最高の演奏家にめぐまれまして、杉本拓、大蔵雅彦、角田俊也、そしてエディション・ヴァンデルヴァイザーのアントワーヌ・ボイガーという私にとっては豪華きわまりない面々がこの企画のための曲を書いてくださったという、制作者冥利につきる作品です。それぞれまったく異なる方向性で、ハープと笙のだれにも期待されていなかった領域を切り開いています。そしてジャケットは大蔵雅彦によるドローイング。ベルトであります。どういう意味かさっぱりわかりませんが、しかし、これ意外はあり得ないという不可解な説得力をはなっております。一見ウナギに見えないこともないので、bjectの続編ともいえるのかもしれません。まれにみる珍盤をつくってしまったと自負しております。ぜひ聞いてみてください!

レアな楽器なのになぜかご縁のあるハープ。今日はライブにむけて上江州さんとのリハーサルでしたが、どの曲もハープの美しい響きをいままでにないやり方で堪能できるユニークなプログラムになっているとおもわれます。本番が楽しみです。ティム・パーキンソンのはかなりややこしいっぽいんですが、飄々とひいておられてびっくりしました。グランドハープを杉本さん、大蔵さんとヒヤヒヤしながら運びましたので、ぜひ聞きに来てください。前述のCDも初売りさせていただきます。



室内楽コンサートvol.4

出演:上江州佑布子 harp

作曲:
Tim Parkinson
杉本拓
大蔵雅彦
宇波拓

2006年12月08日(金)
open19:30 start 20:00
2200円+drink
千駄ヶ谷Loop-Line
http://loop-line.jp/


いろいろ一段落したら今度は角田さんのCD制作に本腰をいれます。そのあとにリリースしたい作品のアイディアもどんどん固まってきていて、これからさらに忙しくなるなぁというところだが、バイトとの兼ね合いが思案のしどころである。しかしここ数日、なぜマグマのことがこんなに気になるのだろう。大作モノは頭のなかでメロディーをなぞっているとゆったり楽しめるので、バイト中の時間をおだやかな気持ちですごせる、というのはあるかもしれない。実は私は、オファリングやヴァンデ・トリオなどは聞いたことがない。そのあたりも含め一度腰を据えて対峙せねばという気になってきている。ステラ・ヴァンデのイエイエ歌手時代も気になる…