ウィーンとベルリン
久々にベルリンにきております。
いまのところ見聞きしたものを羅列すると、
そんなに大荷物ではないつもりなのに成田空港でオーバーウェイト。なんでも最近キビしくなっているそうで、5万円はらえば載せるといわれたがとてもじゃなし、EMSで送るのもばかばかしいのでCDやらおみやげやらをうちに送り返す羽目に。これは楽器を運ぶ音楽家にはつらいんじゃないかなぁ。みなさまどうぞお気をつけください。で、ウィーンへ。華英さん香音さんお迎えいただきありがとうございます。ディータ、ビリー宅に泊。そのお宅でハウスコンサート。ブーカード、ビリー、ディータのバンドehとブーカードと私のバンドi wasの合体バンドのようなもの。ホースの曲をちょっとやる。ブーカードと私は誕生日が近く、その場でお祝いしていただきました。ありがとうございます。なぜか部屋に風船がばらまかれ、翌朝ディータが割りまくる羽目に。で、ベルリンへ。久々にアンドレアに会う。元気そうでなにより。アクセルのお宅に泊めていただくがアクセルは不在なので占拠させていただいております。AUSLANDでマッティン企画をみにいく。Junko/Mattin、ちょっと短かったけどすばらしい。素材としてはまったくノイズなのになぜか現代音楽というかんじがする。ホワイトハウスのフィリップ・ベストのソロ。これは音だけ聞いてもあんまり意味がなさそうだ。小太りの中年が服を脱ぎはじめ子供の写真をペロペロしながらわめきちらす、さすがに年季が入っていました。wmorとヒバリから1stソロCDをリリースしたばかりのティム・ゴールディーのソロ。激しく感動しました。アンプに繋いだシールドをペロペロしたり、そのシールドを尻にいれての絶叫…などなど、かなり狂ったパフォーマンスだったが、あとで譜面台をみたらやることが全部順番通りに書かれた譜面が置いてあってびびりました。で、その次の日もまたマッティン企画。だれかの家の地下室みたいなところで、ちょっと墓場っぽくもあり雰囲気はすばらしい。私はmalignitatを演奏。ピーター・カッシング似の紳士がすばらしかったと言ってくださって、CDを買ってくださいました。ベスト/マッティン/ゴールディートリオはまさに阿鼻叫喚。ティムは流血してました。しかしそのあとのJUNKOさんソロは…この世のものとは思えないすばらしさでした。時間の感覚がまったく機能しないのでどれくらいだったのかさだかではありませんが、暗がりのなか、かなりの長時間同じトーンで叫び続けるJUNKOさん。音楽におけるある絶対性を獲得しているとおもいます。で、本日は数日後に控えたジャン=リュック・ギオネの曲の準備。譜面に何が書かれているのか把握するのにものすごい時間がかかる…。そのあとカイとアンドレアとドイツ料理レストランへ。それからまたアウスランドでポール・ルーヴェンスほかによるフリージャズライブ。会場でクリストフ、クレア、イグナス、ブーカード・バインズなど久しぶりな面々にあえて、非常にうれしかったです。
明日(月曜)はKULEで死霊のコンピューターやります。