ピンクフロイド/スタートレック

hibarimusic2009-05-06

ピンクフロイド、アニマルズのジャケに使われたバターシー発電所を角田さんと訪ねるべく、ヴィクトリア駅で待ち合わせたものの、電波の波長がうまくあわずすれ違ってしまい、私は結局2時間駅にいた!角田さんも1時間ちかく探し回っておられたそうだが、結局お一人で行かれたよう。ティムに豚の人形まで借りて、写真をとろうとおもっていたのですが…残念!次回トライします。INSTALフェスのバリー、ブライオニーと待ち合わせて、公園でなんだか哲学的な話をする。サーペンタインのプレオープニングイベントで角田さんと短いデュオ演奏。そのあと庭でパーティーみたいなものがあったのだが、アート業界のひとびとがわらわらとあつまってきて、遠目にみていておもしろかった。デンマークから来ていた志水さんの2歳になるお嬢さんより遊び相手としてのご指名をうけ、庭を転がったりでんぐり返しをしたりした。のびのび育っておられて、楽しかったです。

さて、私は昼間、スタートレック劇場版新作のチケットをすでに購入していたのである!上映が翌日、木曜日からなので、日付がかわってこの日の夜中0:30の回がロンドンプレミア。当然、ヨーロッパ中のスタートレック愛好家があつまり、大盛り上がりになるものだとばっかり思っていたのだが、まだ席はありますか的ないきおいでカウンターに行ったところ、よくぞ来てくださった、どの席でも選んでくださいといわれ、ズッコケてはいたものの、さすがに夜になればすごいことになって、艦隊のユニフォームを着ていない私が恥ずかしい思いをするくらいなはずだとおもっていた。で、ギャラリーでの一連を終え、ロンドンでもたぶん一番大きいくらいの映画館エンパイアにいったところほんとに人気がなく、結局ぜんぶで30人くらいだったでしょうか…。愛好家達よいったいなにをしているのだと観る前はかなり憤りを覚えていたのですが、いやーこれが予想以上にガッカリな映画に仕上がっていて、さびしい気持ちでスクリーンをあとにしました。オリジナルシリーズのメンバーにちょっと似ている若手役者をそろえてみたという以外、やる気を感じられない。スタートレックのような強大なサーガに取り組むということは、もっと人生をかけたなにかなんじゃないだろうか。もちろん、ニモイ氏もでてくるし、見所がないわけではないけれど…。でも、旧友に昔のアルバムをみせられて、なんかガッカリするといったような経験だったと思えばいいのだろうか。なんだか気持ちの整理がつかない。それはさておき、終わった時間が夜中の2時半くらい。宿泊先はかなり北のほうなので、もともとタクシーでとも思っていたのだが、観終わってみたらこれ以上この映画にお金はかけたくないという気持ちになり、なかばヤケになって歩いて帰ろうと試みてはみたものの、地図を確認したところ30分あるいても全工程の4分の1にも満ちていない。気温も低くなってきたので、これまたヤケになって近くに停まった深夜バスに飛び乗ったところ、これがたまたま比較的ちかくまで行くやつで、よかった。しかもバス停からの帰り道にみた朝焼けがきれいで、しかも道で狐に会った。